2011年11月6日日曜日

運び屋

こんなに緊張したことはあるだろうか。薄手のTシャツを心臓の鼓動が揺らすほどだ。
しかし、冷静に考えればなかったわけではない。例えば不注意に道路を渡ろうとして車にひかれそうになった時。例えば大事な会議で意見を言っている最中に自分を見失ってしまった時。
だがその長さが違う。それらは言ってしまえば一瞬のことだ。私が今強いられているのは長い長い時間のことなのだ。

先ごろカンボジアで邦人が極刑判決を受けた。麻薬を運んだ罪である。彼女は中身が何なのかを知らなかったと弁明している。

だが私は中身を知っているのだ。

「走るときのブラジャー忘れてきたみたい。持ってきてくれない」
「わかった」
そして今私は新幹線に乗っている。
背後にいつ来るかもしれない「お荷物改めさていただきます」の言葉に怯えながら。



(写真は東京駅で買ってきたバナナ様。1本210円也。初めてかのフルーツ店から購入しました。)

2 件のコメント:

  1. いっちゃん2011年11月6日 22:45

    そのドキドキ感!
    たまりませんな~
    フルーツ店とはもしかして
    りんご一個千円の千○屋?
    一生に一回買えるかどうか・・・

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  2. いっちゃん 様
    改めて調べたら
    ちゃんと持ってきていたそうです。
    ��ナニ~)
    バナナ様はさすがでした。
    味といい、食感といい本当にバナナ様でした。
    お見込みのとおり千○屋。
    ぜひ一度お試しください。
    ��S 先週土曜日のアド街ック・国の17位に
    あの懐かしきお店が・・

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